こんにちは!
食品機能学を学びはじめたみなさんに向けた、とっても大事な基本のキーワードをまとめて紹介します。
「食べものって、栄養をとるだけじゃないの?」…実は、それだけじゃないんです!
キーワード① 栄養機能(1次機能)
= 体を作り、動かすためのエネルギーと材料を届ける!
▶ キーワード
- 三大栄養素:炭水化物・タンパク質・脂質
- 五大栄養素:炭水化物・タンパク質・脂質・ビタミン・ミネラル
- 炭水化物:脳のエネルギー源(例:ごはん、パン)
- タンパク質:筋肉・皮膚・酵素・ホルモンの材料(例:肉、魚、卵)
- 脂質:細胞膜の材料、ビタミン吸収サポート(例:油、ナッツ)
- ビタミン・ミネラル:体の調子を整える(例:野菜、果物、海藻)
▶ 栄養不足で起こる病気の例
- ビタミンD不足 → 骨粗しょう症
- ビタミンA不足 → 夜盲症
- 鉄不足 → 貧血
- 食物繊維不足 → 便秘
キーワード② 感覚機能(2次機能)
= 食べもののおいしさ・食べごこちを感じるしくみ!
▶ キーワード
- 五基本味:甘味・塩味・旨味・苦味・酸味
- 味覚センサー:舌の味蕾でキャッチ!
- 香り:鼻で感じる → 食欲や満足感に影響
- 食感:歯ごたえや温度も大事な要素
- 視覚・聴覚も関係:「見た目」「音」で味の印象が変わる!
▶ 食事の楽しさを支えるポイント!
- 甘味=炭水化物(例:お菓子)
- 塩味=ミネラル(例:しょっぱいスナック)
- 旨味=タンパク質(例:だし、味噌汁)
キーワード③ 生体調節機能(3次機能)
= 体の中から健康をサポートするチカラ!
▶ キーワード
- 乳酸菌:腸内環境を整える、免疫力アップ
- ポリフェノール:抗酸化作用、アレルギー予防
- 機能性食品:病気を防ぐ「未病」サポート!
▶ 体のどこに働く?
- 消化器系:便秘・糖尿病の予防
- 免疫系:風邪やアレルギーの対策
- 神経系:脳の健康(アルツハイマー予防など)
- 循環器系:高血圧・動脈硬化予防
まとめ
機能 | 役割 | 主な成分例 |
---|---|---|
栄養機能(1次) | エネルギー・体の材料 | 炭水化物・タンパク質・脂質 |
感覚機能(2次) | おいしさ・食べごこち | 味・香り・食感など |
生体調節機能(3次) | 健康を保ち、病気を防ぐ | 乳酸菌・ポリフェノールなど |
次回のテーマは「🦴骨の健康と食品機能」。
骨粗しょう症やカルシウム、ビタミンDなど、成長期にも大切な内容をわかりやすく紹介する予定です!
お楽しみに